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数学新人合同フォーラム
若手研究者育成のための異分野交流型研究発表会

本会は28名の参加をもって無事に終了しました。

Outline

・日時:2026/9/19(土)10:00-17:00
・会場:関西大学東京センター
    東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー9階
    アクセス方法は公式HPに詳細に記載されているので、こちらからご参照ください。
・最寄駅:東京駅(日本橋口を出てすぐの左手側にある建物になります)
・内容:30分の研究発表6名+特別講演60分(関西大学 庄田敏宏教授)

参加者一覧(掲載許可のある方のみ)


松本駿祐(埼玉大学/M2)※講演者
笠尾俊輔(金沢大学/D1)※講演者
川村花道(東京理科大学/M2)※講演者
伊達陽東(横浜国立大学/M1)※講演者
川島大空(岡山大学/M2)※講演者
星野西紀(埼玉大学/D1)※講演者
庄田敏宏(関西大学/教授)※講演者・世話人
小野肇(筑波大学/教授)
木村直記(東京理科大学/助教)
山内優太(横浜国立大学/D3)
岩下沙絵子(日本女子大学/D2)
岸田陸玖(東京科学大学/D2)
平松篤樹(埼玉大学/D1)
山上真愛(日本女子大学/M1)
前田玲音(福岡大学/M1)
濱中陸来(横浜国立大学/B4)
佐々空斗(埼玉大学/B3)
長田健吾(ZEN大学/B1)
岩永翔(数学講演協会/代表理事)※世話人
高橋華子(理系ナビ/数理人材統括)
松井聡(一般参加)
荒井南(一般参加)
伊柳正(一般参加)
松本洵(一般参加)
杉本遼(一般参加)
柳田聖登(一般参加)
他2名

講演者・スケジュール

10:00-10:10 受付(サピアタワー3階にお越しください)

10:10-10:20 開式・主催挨拶

1.10:20-10:55 金沢大学D1 笠尾俊輔氏「様々な曲面のクラスへのBloch–Ros principleの応用」

2.11:00-11:35 横浜国立大学M1 伊達陽東氏「等周欠損・ラゲール不変量とその応用」

3.11:40-12:15 埼玉大学M2 松本駿祐氏「既約平面曲線の特異点の不変量の計算」

12:15-13:35 昼休憩
※会場内での飲食も可能です。弁当殻は同フロア内のごみ箱に捨てていただいて問題ありません。
※東京駅周辺にはたくさん飲食店がございます。
※サピアタワー9階に自販機・お手洗い・喫煙所があります。ご自由にご利用ください。

4.13:35-14:35 特別講演 関西大学 庄田敏宏教授「多分野の院生向け研究紹介および注意事項」

5.14:50-15:25 岡山大学M2 川島大空氏「Thomason-type Cohomology of Double Categories」

6.15:30-16:05 東京理科大学M2 川村花道氏「種数0のl進Galois作用の六角形関係式」

7.16:10-16:45 埼玉大学D1 星野西紀氏「特異点をもつ平面曲線とその曲率」

16:45-17:00 アンケート・閉式・集合写真

17:30-19:30 懇親会

講演者・講演タイトル・アブストラクト(講演順)

笠尾 俊輔(金沢大学D1)【幾何学】

様々な曲面のクラスへのBloch-Ros principleの応用

極小曲面とは,数学的には平均曲率が恒等的に0となる曲面として定義され,石鹸膜の数学的モデルとしてさまざまな観点から広く研究されてきた.このような曲面の形状を調べる一つの方法として,各点における単位法線ベクトル(Gauss写像と呼ばれる)を考察することが挙げられる. 本発表では,ZalcmanとRosの研究に基づき,値分布論におけるLiouvilleの定理,正規族論における Montel の定理,そして極小曲面論におけるBernsteinの定理の間の関係を体系的に記述する.このような理論的枠組みBloch–Ros原理と呼ぶことにする.さらに,この原理を,3次元Lorentz–Minkowski空間における極大面や3次元アファイン空間における非固有アファイン波面を含む,さまざまな曲面のクラスへ一般化する. 本研究は,川上 裕氏(金沢大学)との共同研究に基づく.

伊達 陽東(横浜国立大学M1)【幾何学】

等周欠損・ラゲール不変量とその応用

Li–Wang (2023) は, 単純正則閉曲線に対する等周不等式を, 特異点を許容する $\ell$-convex ルジャンドル閉曲線へ拡張した. 本研究では, この不等式に付随する等周欠損 $L^2 – 4\pi A$ に着目する. 等周欠損は平行曲線をとる変換に対して不変である一方, ブーストに対しては不変ではない. 本講演では, ラゲール群の軌道上における等周欠損の最大値が存在することを示す. これにより, $\ell$-convex ルジャンドル閉曲線に対するラゲール不変量を構成する.
さらに, この不変量の3次元 Lorentz-Minkowski 空間における光的曲面への応用も紹介する.

松本駿祐(埼玉大学M2)【代数学】

既約平面曲線の特異点の不変量の計算

modalityとは特異点の近傍にいくら同値類があるかを表す量であって,分類はmodalityごとに行われている.既約平面曲線の特異点は1982年のBruceとGaffneyによって単純特異点の分類が提示された.HefezとHernandes(2011)によって一般の既約平面特異点の標準形が与えられたことを受けてKhawar MehmoodとPfisterが2017年にunimodalを,Khawar MehmoodとBinyaminが2019年にbimodalを分類した.本講演では特異点論の基礎的な知識を補いつつ,分類問題と重要な不変量について解説し,modalityと不変量との関係を考察する.

特別講演 庄田敏宏(関西大学教授)

多分野の院生向け研究紹介および注意事項

多くの分野の院生に向けて, 自身の研究内容と, 研究を通して身につけてもらいたい姿勢や見方を紹介します.

川島 大空(岡山大学M2)【幾何学】

Thomason-type Cohomology of Double Categories

圏のコホモロジーを考えることでさまざまな数学的構造を圏という共通の枠組みで捉え, それぞれに現れるコホモロジーを統一的に扱うことができます. 一方で, 数学的構造には一種類の関係だけでなく, 横方向と縦方向のように複数の関係が同時に現れる場合があります. 通常の圏ではこのような複数の関係を同時に扱うことが難しいため本研究では圏を拡張した構造である double category に注目します. double category では異なる方向の射とそれらの間の関係を一つの構造として扱うことができます. そこで本研究では, double category が持つ複数の関係とその相互作用をコホモロジーによって捉えることを目的とし, 圏に対するコホモロジーの構成を double category へ拡張することを目指します.

川村 花道(東京理科大学M2)【代数学】

種数0のl進Galois作用の六角形関係式

三点抜き射影直線のpro-l基本群には数体の絶対Galois群が忠実に作用していることが知られていますが, この像を特定する試みのひとつとして, 五角形関係式から六角形関係式が導出できるという古庄の定理の別証明についてお話しようと思います.

星野 西紀(埼玉大学D1)【幾何学】

特異点をもつ平面曲線とその曲率

微分幾何学では,曲線・曲面・多様体などの対象に曲率を導入し,その幾何的性質を研究する.しかし,対象が特異点をもつ場合には曲率が発散することがあるため,非特異な場合と同様の方法での曲率による解析が困難になる課題がある.本講演では,有限の重複度をもつ平面曲線に対して「曲率パラメータ」を導入することで,特異点の近傍においても曲率を用いた解析が可能となることを紹介する.さらに,この枠組みから得られた新しい結果として,A-単純特異点と呼ばれる特異点を曲率から判定する方法について紹介する.

問い合わせ

  • 一般社団法人数学講演協会
  • Mail:math.seminer.staff@gmail.com
  • 担当者:代表理事 岩永翔(直通:090-6426-4164)

Sponsors

  • 関西大学東京センター
  • 一般社団法人数学講演協会
  • 活動を支援いただいた皆様(順不同)(集計期間:2026.5.17-2026.9.18)
    ①法貴孝哲様
    ②抹茶オレ様
    ③高橋華子様(大判焼の現物支給)
    他7名

懇親会会場

日時:2026年9月19日(土)17:30-19:30

会場: 八重洲キッチン HPはこちら

参加費:5,000円 (社会人の方に傾斜をつけます。あらかじめご了承ください)
2時間飲み放題付きコース

住所:東京都中央区八重洲1-6-1 TOFROM YAESU TOWER107区画 TOFROM YAESU TOWER 1F

※画像は公式HPより引用しています。

懇親会参加者は16名でした。ありがとうございました。

世話人

庄田敏宏(関西大学/教授)
岩永翔(一般社団法人数学講演協会/代表理事)